憲法と平和についてのアンケート




               2007年4月9日

              むさしの憲法市民フォーラム


(アンケートの概要)
○ このアンケートは、むさしの憲法市民フォーラムが、2007年4月実施予定の武蔵野市議会選挙立候補予定者に対して、憲法とその平和の理念に対してどのような考えをお持ちなのかをお聞きしたものです。
○ このアンケートの結果は、むさしの憲法市民フォーラムの通信への掲載の予定である旨をご了承いただいています。
○ アンケートは3月1日付で郵送によってお届けし、郵送・FAX・メール等によってご返信いただきました。
○ アンケートは全4問で、Q1〜Q3は回答の選択肢のなかから、もっとも考えに近いものを選んでいただく形式(該当するものが無い場合や、付記意見がある場合の記載欄も有り)、Q4が自由回答をお願いするものです。

(アンケートの対象者)
○ このアンケートの対象者は、2月に選挙管理委員会によって行われた武蔵野市議会議員選挙立候補予定者説明会に出席された方々を基準とさせていただいています。
○ アンケートをお送りした方々の内、井口良美、石井一徳、小野正二、きくち太郎、桑津昇太郎、近藤和義、島崎義司、田中節男、土屋美恵子、安江清司、与座武の各氏からは3月末日までに回答が寄せられなかった為、回答の意思が無いものと判断し、無回答とさせていただきました。

(本集計について)
○ 各回答をご紹介する中でのご敬称は省略させていただきました。
○ 各回答のご紹介は、各氏のお名前のアイウエオ順とさせていただきました。
○ 市議会議員に当選された方のみを掲載しています。


                 アンケート内容

 Q1
あなたは憲法9条についてどのようにお考えですか。

1. 戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき
2. 第2項を変えて、自衛軍の保持を明確にすると同時に自衛軍が海外でも活動できるようにすべき
3. その他

 
Q2 あなたは今国会で審議が予定されている国民投票法案についてどのようにお考えですか。

1. 憲法9条の改正を目的としたものであり、その改正に反対だから手続き法の制定にも反対
2. 現憲法も改正を予定しており、そのための法整備は必要
3. 投票法の制定には反対ではないが、予定されている法案には問題がある
4. その他

 
Q3 いくつかの自治体で、自治体レベルでも平和を実現するべく、ジュネーブ諸条約に根拠を持つ無防備地域運動※から無防備平和都市条例づくりの市民運動が行われており、私たちも学習を始めました。それについてお聞きします。

1. 市民の平和につながるものであり、積極的に内容を検討したい
2. 国を挙げて戦争をする際に特定の都市だけが平和を宣言することは実効性も乏しいし、許されない
3. その他

 ※ 無防備地域運動とは
平時から戦争不参加の意思を表明し、そのために地域の非軍事に努め、戦争の危機が迫った場合には、自治体が無防備地域を宣言して戦争から離脱し、あくまで地域住民の生命財産を守る運動。平時の平和への努力が戦時の安全に役立つと提唱された。

 Q4 今年は、武蔵野市議会で非核平和都市宣言を採択してから25年です。昨年は市役所のロビーで中島飛行機武蔵野製作所への空襲の写真展も行われました。戦争の悲劇を忘れないための記念事業など、武蔵野市でどんなことに取り組んだほうがいいと思われますか。ご自由にお書き下さい。


                        
アンケート回答


内山 さとこ

(憲法9条) 
戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき

(国民投票法案)
投票法の制定には反対ではないが、予定されている法案には問題がある

(無防備平和都市条例)
 その他(国民保護法なるものの手続きが自治体でも進められる中、文字どおり 「自治体」として無防備地域のスクラムで、市民の安全保障を確保すべき。)

(武蔵野市の取り組み)
 「語り部〜世代を超えて〜」というような直接体験を若い世代に引き継ぐ活動、またはその支援。聞き取りや、戦争遺留品の収集管理など、歴史的公共性を保つよう、保存・管理する。
市として「無防備地域宣言」をする。


落合 勝利

(憲法9条)
戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき

(国民投票法案)
投票法の制定には反対ではないが、予定されている法案には問題がある

(無防備平和都市条例)
市民の平和につながるものであり、積極的に内容を検討したい

(武蔵野市の取り組み)
戦争体験者の証言集を充実させたり、現在、世界で起っている戦争(地域紛争)をとりあげて、展示やキャンペーンなど行なっていくことも必要だと思います。


梶 雅子

(憲法9条)
戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき

(国民投票法案)
憲法9条の改正を目的としたものであり、その改正に反対だから手続き法の制定にも反対

(無防備平和都市条例)
その他(戦争を前提とした条例をつくることが、日本や世界の平和に役立つとは思いません。戦争放棄の日本国憲法の精神ともあいいれないと考えます。憲法9条の立場で積極的に平和を発信していってほしい。)

(武蔵野市の取り組み)
○ 東京大空襲や、原爆の被爆者の体験を小学校(高学年)や中学生に語りつぐ会を小・中学校で。
○ 憲法手帳の配布。
○ 「非核都市宣言」の宣言文を小・中学校をはじめ、市施設に掲示し、日常的に武蔵野市の核兵器廃絶の意思を市民に理 解してもらうための努力をすること。


川名 ゆうじ

(憲法9条)
戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき

(国民投票法案)
投票法の制定には反対ではないが、予定されている法案には問題がある

(無防備平和都市条例)
市民の平和につながるものであり、積極的に内容を検討したい

(武蔵野市の取り組み)
空襲など過去に武蔵野市で起きたことを伝えていくことは必要だと思います。また、中東やアフリカなどの内戦、テロ、南北問題など過去のことばかりでなく、現実に何が起きているのかの情報も常に伝えることも必要だと思います。それぞれ、イベントで終わらせるべきではありません。図書館に資料コーナーを常設するなど、いつでも知ることができるようにしておくべきだと思います。脚色は必要ありませんが、現実をより深く知ることが、結果として平和へつながると思います。


斉藤 シンイチ

(憲法9条)
戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき

(国民投票法案)
投票法の制定には反対ではないが、予定されている法案には問題がある

(無防備平和都市条例)
市民の平和につながるものであり、積極的に内容を検討したい

(武蔵野市の取り組み)
今、まずは80代の方々の声に耳をかたむけたい。戦争の悲劇に直接目を向け、感じれるのは今しかないんですよね。地域から声を大切にすくい取る活動をやれたらよいと思う。


桜井 和実

(憲法9条)
戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき

(国民投票法案)
投票法の制定には反対ではないが、予定されている法案には問題がある

(無防備平和都市条例)
市民の平和につながるものであり、積極的に内容を検討したい

(武蔵野市の取り組み)
1 憲法をもう一度考えるためのシンポジウム。2 平和の道(三鷹駅北口平和女神像)から(中央公園)を経て(陸上競技場にある子供平和像)までを、玉川上水遊歩道・ グリーンパーク遊歩道で結ぶ。途中に平和に関連するオブジェを配置する。


砂川 なおみ

(憲法9条)
戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき

(国民投票法案)
投票法の制定には反対ではないが、予定されている法案には問題がある

(無防備平和都市条例)
市民の平和につながるものであり、積極的に内容を検討したい

(武蔵野市の取り組み)
戦争の記憶を地域の人々から子どもへと語り継がれるよう地域資料としてまとめ、誰もが利用しやすい図書館に集める。戦争体験者を「かたりべ」として登録させていただき、小中学校で「戦争を語り継ぐ集会」を催す。


田辺 あき子

(憲法9条)
その他(憲法第9条については第1項、第2項を堅持した上で、自衛隊の存在や国際貢献について「加憲」の論議の対象として慎重に検討する必要がある。)

(国民投票法案)
その他(国民投票法案は憲法改正の中身ではなく、その前提となる公平なルールを作るものであり、なるべく多くの賛同を得て成立させることが望ましいと考える。)

(無防備平和都市条例)
その他(平時の平和運動は努力が必要と考えるが、無防備地域運動が最善策であるとは、現段階では判断しかねる。今後研究する。)

(武蔵野市の取り組み) 記載なし


露木 正司

(憲法9条)
その他(特に第2項については現状が大きく変わっているのは事実。国民の間での議論の時間が必要。)

(国民投票法案)
その他(国民の間での議論の時間が必要。)

(無防備平和都市条例)
 記載なし

(武蔵野市の取り組み)
戦争の体験者が年々減って行くので、体験者に語りべとなっていただき、市民に語っていただく場を設ける。また原爆被爆者も在住されているので、その方からも話を聴く機会を設ける。


寺山 光一郎

(憲法9条)
戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき

(国民投票法案)
投票法の制定には反対ではないが、予定されている法案には問題がある

(無防備平和都市条例)
その他(努力は認めます。協力できる所は致します。)

(武蔵野市の取り組み) 
戦争を体験した人が武蔵野市でも少なくなっています。小学校、中学校の授業として体験した人の話を子どもたちにするべきだと思います。戦争の悲惨さを次代に伝えるために!


橋本 しげき

(憲法9条) 
戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき

(国民投票法案)
憲法9条の改正を目的としたものであり、その改正に反対だから手続き法の制定にも反対

(無防備平和都市条例) 
その他(ジュネーブ条約の無防備地域は、戦争になった時、その地域だけは戦争にまきこまれないようにするというものです。私は、このような戦争を前提とした条例は憲法9条の精神にそぐわないと思います。)

(武蔵野市の取り組み)
次の世代に戦争のむごさを伝えるとりくみをすすめたいと思います。○ むさしの平和映画祭  ○ 小・中学校での平和学習


深沢 達也

(憲法9条)
その他(自衛隊を専守防衛の武装部隊として存在を認める。ただし、「領域外における武力行使は行わない」ことを明記すべき。)

(国民投票法案)
その他(急ぐ必要はない。)

(無防備平和都市条例)
その他(勉強したいと思います。)

(武蔵野市の取り組み)
空襲の写真展などは継続的に行われるべきと思います。


深田 きみ子

(憲法9条) 
戦争の放棄を決めた第1項だけでなく、軍備及び交戦権の否認を規定する2項も守るべき

(国民投票法案)
憲法9条の改正を目的としたものであり、その改正に反対だから手続き法の制定にも反対

(無防備平和都市条例)
市民の平和につながるものであり、積極的に内容を検討したい

(武蔵野市の取り組み)
○ 武蔵野市から「平和」を発信する政策について市民参画で策定する。○ 「中島飛行場」を武蔵野市の貴重な財産として後世に残すための事業を担当を決めて早急に推進する。 ○ コスタリカのように学校で「平和」について子どもと考える時間を設ける。


松本 清治

(憲法9条)
その他(私は日本国憲法を毎日携帯しています。1項は変えるべきでない。2項は専守防衛を徹底させるため交戦権の否定を加える。3項に自衛隊の海外での武力行使を禁止する明確な規定を設ける。1に○をされた方には自衛隊についての憲法上表記方法を逆に問いたい。)

(国民投票法案)
投票法の制定には反対ではないが、予定されている法案には問題がある

(無防備平和都市条例)
その他(市議会総務委員会委員長として国民保護計画(案)の作成にも参加してきました。市は市民の生命、身体及び財産を保護する責務にかんがみ、宣言に加え、危機管理方法の想定は必要であると思います。)

(武蔵野市の取り組み)
戦争を体験された方々との世代間交流をはかり、できるだけ記録に残すべきです。
私は、手帳に日本国憲法全てを貼布して毎日毎日ポケットに入れています。日本国憲法の生まれ方には問題が多くあるとおもいます、が、60年の中で大きく育ってきたとも言えます。改正論議はあせって行なわない。変えるときには(機の熟する時には)全面改正すべきです。国民の権利義務関係、「公共の福祉」による人権の制限には注文をつけたいと思います。これらの議論を市民の皆さんで行なえる企画構築を目指したいと思います。